政経倶楽部【東京】第84回例会・懇親会(夜)12/3(土曜日)
日時:2011年12月3日 開会:~ (開場:)会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
目指すべき日本のかたち
■田嶋要 衆議院議員 「目指すべき日本のかたち」
●ピンチをチャンスに変えて日本を発展させる
本日は「目指すべき日本のかたち」というテーマで、国内の話と世界に向けての話ということでお話させていただく。
3月11日の東日本大震災後、日本は大きく姿かたちを変えた。姿かたち以上に、人の心が大きく変わった。だが、決して悪い意味だけではない。ピンチをチャンスに変えていく思いが、目指すべき国造りには極めて大事だ。
東日本大震災時、経済産業大臣政務官であった私は、原発事故直後から首相官邸に詰めた。3月12日から15日にかけては、正直、日本は終わりかなという気持ちに何度かさせられた。情報が何もない、何が起きているのかわからないことほど恐ろしいものはなかった。全電源喪失という事態の中、直後に官邸にいた一人としては、最悪は免れたのではないかと思っている。
6月から3か月間は、原子力災害現地対策本部長として、福島に常駐した。原発事故対応の最前線で、東京電力、福島県、警察、自衛隊、政府機関からなる総勢150名の合同チームで、活動した経験は大きい。
野田政権後、9月に立法の現場に戻り、経済産業委員会筆頭理事、東日本大震災復興特別委員会理事に就任した。原発災害の現場を最もよく知る国会議員として、震災復興や、経済対策に積極的に取り組くんでいく所存だ。
●グリーン・イノベーション(環境エネルギー革新)で産業と雇用を生みだす
「目指すべき日本のかたち」ということで、まず、国内ではどう考えるか。
3.11以前から、日本はまったなしの大変厳しい経済状況だ。
強みを生かす成長分野として、民主党は2つの柱の成長戦略、グリーン・イノベーションとライフ・イノベーションを組み立てた。3.11以降は、このグリーン・イノベーションをさらに加速をして、日本の中に新しい産業と雇用を生んでいくことが肝要だ。
原発は、できる限りスピードを上げて減らすべきだと思う。
世界から「日本に行けばあらゆる最先端の再生可能エネルギー事業が見られるんだ」という国造り、また、日本の地域ごとに、エネルギー事業を競って始められるような社会をスタートさせていきたい。
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