政経倶楽部第69回例会
日時:2010年9月2日 開会:~ (開場:)会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
理事長挨拶 寒竹郁夫氏 (デンタルサポート(株)代表取締役社長・CEO)
昨日の日経平均は約8900円。20年前の38700円の四分の一以下だ。平成に入って空白の20年と言われている。手前味噌だが、弊社の業績は23年間右肩上がり、今期の連結売り上げは80億、経常利益は10億以上出る。この差は何か。理念があるかないかだ。理念に密接に関わって、きれいに戦略に落ちるかだ。国には理念がない。現状を打破しなければならない。
『失敗の本質―日本軍の組織論的研究(中公文庫)』には、なぜ大東亜戦争に負けたか理論的に書かれている。国力や物資の問題以前に、人事、組織、管理システム、戦略、戦争目的、すべてが米国に劣っていた。今、官僚システムや政治、経営者も疲弊し、60数年前の敗戦時と同じようなことが起ころうとしている。戦争は、人間が命懸けでやったことなのだから教訓が詰まっている。戦史は宝庫だ。経営者は防衛問題に強くない。しかし、経済も、政治も、外交も、防衛も皆リンクしている。総合的な戦略を考えなければトレンドは変わらない。政経倶楽部は、政治家と経営者、政経一致で国を変える。まず千葉県をモデルとして我々の仲間から知事を送り出し実践していく。単なる勉強会ではなく、実行部隊として、エネルギーもお金も時間も使うような会にしていきたい。
講演 長島昭久氏 民主党衆議院議員 防衛大臣政務官 「中国の台頭と日本の安全保障」
この20年間の日本の経済は大変厳しい状況にある。これをどう反転させるかが私たちに与えられた使命だ。経済がジリ貧になってくると世界における日本の立場がどんどん沈んでいく。かたや中国はすごい勢いで伸びて世界の至る所で活発な動きをしている。世界への影響力の差がどんどんついている。日本は安全保障戦略をきちっと打ち立てて、アジア太平洋地域のみならず世界中で中国と競争していかなければならない。今年は、『防衛計画の大綱』の見直し、すなわち日本の防衛戦略の根本的な見直しをする年だ。今日は、日本を取り巻く環境と、これからの国際競争を勝ち抜いていくために、どういう点が重要かという話をしたい…
千葉県支部長挨拶 吉田平氏(旅客事業株式会社代表取締役) 「千葉県支部立ち上げの意味」
中小企業経営者が中心となって政経一致で政治を変えていこう、という思いで我々は6年間活動してきた。全国に支部の立ち上げも考えている。その第一弾として来月、千葉県支部を立ち上げる。政経倶楽部は単なる勉強の会ではない。勉強して知識を得て、知恵を出したことを、実行することが肝要だ。その意味において、まず千葉県支部を立ち上げる。千葉県のリーダーを政経倶楽部の経営者の中から出していく。現在70社の会員がいる。千葉県支部設立にむけて50社の仲間を増やす。そして千葉県全域からの会員の皆さんを一つの核として、千葉県から日本を変えていくような具体的な活動の場にしていきたい。
千葉県はデンマーク一国と同じ予算規模だ。だから一人でことを為すことはできない。その道のプロの意見を聞き、最終的にはトップリーダーが知恵と知識を持って決断していく。是非、皆さんと一緒に知識を得て、知恵を出し合い、実行していく具体的な活動をしていきたい。
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