政経倶楽部第13回例会レポート
日時:2006年2月2日 開会:~ (開場:)会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
代表幹事挨拶・寒竹郁夫氏(デンタル・サポート)
今までの日本では、経営者は政治に首を突っ込んではいけないという風潮があったが、混沌とした時代に入り、政治家といい形でかかわっていかないと世の中の方向性が分からず経営にも影響する。また、こちらからも提案、議論をし、国そのもののあり方を真っ当な方向に行かせないと経済も政治も伸びていかない。志のある政治家、政治家をめざす人たちと、私たち中小企業の経営者が利益誘導でなく、いい形で懇親を深めたく、これがこの会の趣旨だ。
講演・野田佳彦氏(衆議院議員)
1月20日より通常国会が始まった。アメリカ産牛肉、耐震偽装、ライブドア、防衛施設庁の官製談合事件、等々問題が目白押しだ。これらは去年からずっと続いている問題で、構造改革の光と影という言葉が焦点となっているが、当面、影と闇の話になってくる。偽装、偽計、粉飾、談合等、インチキがはびこる世の中になってきた。インチキをする人が勝ち組になるのは不公平であり、人の目のつかないところでズルをするという象徴的な事件がいっぱい表面化しているが、行き着くところは同じところで、政官業以外に怖い世界が出てくる。 解明のための陣頭指揮を執る以上は、覚悟を決めて徹底的に膿を出すつもりだ。耐震強度偽装問題がどこまで広がり、どこまで深いか分からずして、なぜ建築基準法改正の話ができるのか。同じことが起こる。ライブドア事件の本質を見極めずになぜ証券取引法改正の話ができるか。談合防止のためにはどういう制度が必要なのか、毎年起きている現実を見つめながら天下り禁止を含めてしっかりとした議論が必要だ。徹底究明は制度改正につながる必要不可欠な過程なので厳しく徹底究明をしていく。徹底究明なくして本当の対案はできない。
講演・奥寺憲穂氏(日経BP社) 「今、"真っ当"な会社がウケる!」中小・ベンチャー企業の生きる道とは?」
今はインチキが噴出して世直しの時代、変化のピークに達しつつある。これは新たにインチキの人たちが台頭してきたのではなく、今まで見過ごされてきていたものが時代の趨勢の中で、もうさすがにまずいよ、正そうよ、という機運の盛り上がりの結果としての表面化で、暫らくは膿を出していく時代が続く。
具体的な例でいえば、...
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