政経倶楽部【東京】第152回例会(朝食会) 8/3 木

日時:2017年8月3日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

歴史の法則が解く日本とアメリカの行方と会社経営

■講演 服部匡成氏 文明法則史学研究所代表

「歴史の法則が解く日本とアメリカの行方と会社経営」



【服部匡成氏 プロフィール】

1967年(昭和42年)生まれ。 愛知県名古屋市出身。
1990年4月 大学卒業後、鉄鋼会社へ入社。
現在 文明法則史学研究所代表として、研究活動・講演活動・執筆活動に取り組み、サラリーマン(子会社の非常勤監査役数社)との二刀流をこなしている。
1995年7月 林英臣先生と出会い、文明法則史学研究員に任命され、以降、2005年11月~2010年11月 岡山文明法則史学を学ぶ会で毎月講演、2011年 会津にて講演(4回)など各地で文明法則史学の講演を行ってきた。
2013年3月 文明法則史学研究所代表就任、「文明法則史学で斬る」を月2回発行中。
2015年5月~「時代が語る人物伝」の講演会(コラボ企画)も手掛けている。
<趣味>俳句:結社「銀化」同人(幹事)、俳人協会会員 「文」…「匡」…大江匡房に由来
水泳:全国実業団水泳大会20年連続出場(継続中)「武」…「成」…楠木正成に由来


【文明法則史学とは】

人類の文明史すべてを研究対象とし、古今東西の歴史が示す盛衰パターンの共通性を明らかにしようとする歴史学。
上部構造「800年毎の文明サイクル(波の形を用いて表現)」と、下部構造
「社会秩序(山の形を用いて表現)」の2つの法則から成り立っている。
創始者は村山節(1911~2002)。村山は、目盛間隔を一定にとった世界史年表を作成する過程で、様々な地域・時代の歴史に共通する1600年の盛衰周期(800年毎盛衰を繰り返す)を発見した。
※尚、東西文明の境目は次のように考える。
西洋文明=ヨーロッパ、アメリカ、ロシア等
東洋文明=イスラム、インド、中国、東南アジア、日本等


●文明法則史学 http://bunmeihousoku.com/

【目次】

(1)今、西洋文明から東洋文明の転換期にあり!
(2)アメリカの行方
(3)日本の行方
(4)会社経営に活かす



(1)今、西洋文明から東洋文明の転換期にあり!

2016年の世界の二大ニュース、イギリスのEU離脱とトランプ政権誕生の背景の一つに移民問題(シリア等難民のヨーロッパへの移民流入、メキシコ等からの移民)がある。
今から1600年前にゲルマン民族の大移動があった。ゲルマン人の大移動は西ローマ帝国滅亡という結果をもたらした。
文明法則史学の文明サイクルの法則によれば、今後ヨーロッパも衰退していくことが推定される。


●800年毎に民族大移動が発生し、西洋文明・東洋文明の盛衰の交替が起きる

世界史を俯瞰すると、西の文明が栄える高調期には東の文明が低調期になり、西の文明の低調期には東の文明が高調期になり、これが800年毎にクロスし、交替を繰り返していることがわかる。
西洋は、1600年ほど前ローマ帝国が栄えていたが、中世になると通商も衰え閉じた時代が続く(AD400年頃~1200年頃)。だが十字軍の遠征によって「自分たちの祖先の残したものがイスラム社会にある」と気づいて、ルネッサンスから現在に至るまで西洋が栄える時代が続いてきた(1200年頃~2000年頃)。
民族の大移動という視点で見ると、今から1600年前のゲルマン人の大移動が起こり西ローマ帝国滅亡となった。その800年ほど前には、アレクサンダー大王の遠征によって当時のペルシャ帝国が滅びた。現在から800年ほど前に栄えていたイスラム帝国も十字軍や蒙古の影響によって滅びた。
このような形で、800年毎に民族の大移動が発生し、東洋文明、西洋文明の交代が起こる。これが文明サイクルの法則だ。

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