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活動報告

例会レポート

  • 政経倶楽部第32回例会レポート  平成19年8月3日(金)於・ルポール麹町
代表幹事挨拶・寒竹郁夫氏(デンタル・サポート)

 定例会も32回で3年以上たち、きょうは出席30名を超え、今までで一番活気のある例会だ。会員数も50名近くに急速に増えはじめており、世の中の流れが参議院選にも現れたように、大きく歯車が回転しだしたように思う。 当会の理念は大きく2つある。1つは政権交代が起こりうる政治システムを日本に定着する手伝いをしたい、ということ。もう1つは、民主党若手議員は、非常に高潔で優秀ではあるが、政権をとってからの戦略に欠けているので、我々中小企業経営者の日々磨かれている感覚で、現実に落とすとところで手伝いをしたいということ。あえて東京で会を主催しているのも、現会員を中心に経営者のネットワークを築いていきたいという思いからだ。 野田代議士は私の高校の同級生でもあるが、彼と彼のグループを応援していくことが、戦略的にベストだという価値観で応援、運営している会であるので、ご理解いただきたい。本日は野田代議士に1時間お話をいただき、質疑応答もたっぷりとってあるので最後までよろしくお願いします。

国政報告 野田佳彦氏(衆議院議員)
『参議院選挙の総括と今後の展望・戦略』

 参議院選挙では、我々のグループの千葉の長浜博行、静岡の榛葉賀津也がトップ当選を果たせた。トータルでは自民党が37議席、民主党は史上最高の、60議席で空前の躍進をさせていただいた次第だ。 特に1人区29のうち民主党系が23勝、自民が6勝で、負けた6選挙区も大接戦だったり、候補を立てられなかったなど、もう少しやりようがあったかもしれない。小沢さんが積極的に1人区に入って選挙戦を展開し、1人区に重点をおいている印象を与えた。岡山県の、姫の虎退治で、無名の県議、姫野さんがミスター自民党の片山虎之助さんに勝てたのも、投票日が1週間ずれて知名度をあげることができたからだ。今回、安倍さんのすることがあらゆることでマイナスになっているが、これもそのひとつだ。 一都三県では、東京の5人区はもちろん、千葉、神奈川、埼玉の3人区で立てた2人の候補者が皆当選し、定数14のうち8議席を得た。この一都三県は2年前の郵政選挙では、5勝66敗という惨敗だった地域で、ここで14のうち8つとれた意味は大きく首都圏は劇的変化があったといえる。 これは、参議院選挙の前の、4月の地方統一選挙で千葉も埼玉も神奈川も県会議員の数が空前の数になっており、市町村議員の数も増え、静かなる地殻変動はすでに4月から始まっていたといえる。地方議員が地域の足腰となったことが参議院選挙の勝因にもなっている。

 参議院選挙の最大の争点は、消えた年金問題だった。これは民主党が突然選挙前に持ち出した話ではなく、ここ数年、年金に関する苦情がそれぞれの事務所にあったのを長妻昭議員がチームを作って調べて、昨年6月くらいから国会で質問していた。今年の2月に消えた年金記録が5000万件あることがわかったが、そのときはメディアは取り上げてくれなかったが、連休明けの国会中継で長妻議員が取り上げてメディアも反応し、大きく広がった経緯がある。この年金問題への関心は強く、選挙応援スポット演説でも多くの人が集まってくれた。 年金問題は、安倍さんは去年の12月からわかっていたと記者会見で言っているのに、動かず、選挙前になって、第三者委員会だとか照合を急ぐなど言い出した。12月からわかっていたならなぜ半年もかけたのかという総理の資質も問われる。 消えた年金問題は、いったいいつから始まったかといえば、厚生労働省と社会保険庁が認識したのは、昭和39年からだといい、さらに、各省庁の行政監察をする総務省によれば昭和33年からだという。およそ50年前からぼろぼろだったわけで、歴代の厚生族は気づいていたに違いない。このように長年放置してきたことが問題であって、これこそ政権交代によって、明らかにしていくことに意義がある。隠しておけば大丈夫、という役所の隠蔽体質が、年金問題一つとってもわかる。あらためて政権交代の必要性を痛感する。

 税金もまた同じことが言える。惰性で何かに使ってきたり、何か失敗した使い方をしてきたりしながら、その軌道修正を役所の人が自らやる、ということはあまりないと思う。リードする方向性を作る政治が変わったときに、あらためてゼロベースで見直すことが生まれる。

 もう一つの争点は、政治と金、の問題だ。佐田玄一郎行革大臣の事務所費問題は忘れている人が多かったと思うが、松岡大臣の農水行政を引き継いだ人が疑惑まで引き継いで、説明の仕方まで引き継いだのでこれが尾を引いた。今回の参議院選挙の最大のMVPは民主党の長妻昭で、年金問題の殊勲賞だが、もう一人の殊勲賞はやはり赤城農水大臣といえる。安倍さんも月々800円の高熱水費で閣僚を罷免するのですか、と言ったが、基本料金を考えればそもそも月々800円の高熱水費がありえない数字で、その小さなうそが本当は9000万円の全体の大きなうそを文字通り示していたことになってしまった。加えて絆創膏をつけて出ていてその説明もあいまいで、我々のために存在してくれていたようなびっくりするような事態が続いて、赤城さんも殊勲賞だった。

 政治と金の問題でいえば、私は民主党の、政治資金規正法の改正案の提出者の一人でもある。全国で政治団体というのは7万あり、先の通常国会で通った法律はその中の、政治家が指定をしている団体、資金管理団体というもので、これは1万数千に過ぎない。そこに対して5万円以上の領収証の公表という法律なので、80数パーセントの政治団体は規制の対象外でこれこそざる法なわけだ。それを衆議院で7時間の審議で打ち切って強行採決し、参議院でも強行採決したわけだ。基本的には7万の政治団体をガラス張りにすべきだ。与党が5万円と言っているところに1円以上では折り合いがつかないので、1万円以上については添付しよう、と提案したが乗ってこなかった。が、今回自民党は負けたら1円以上と言い出したので、成立の方向になるだろう。強行採決が14回あり、これも過去最高だったが、参議院で多数を握ったことにより、強行採決はもう起こりえないと思う。参議院で多数を握るということは、緊張感が出てきて互いに合意形成をするにはどうしたらいいかということに、知恵を使う、そういう政治の時代に突入すると思う。野党にも賛成してもらうにはどうしたらいいのか、という慎重な審議がこれから生まれてくると思う。...

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